技術教育出版(有)
 

 

セミナー情報


 


―「ペロブスカイト太陽電地の開発技術・実用化の最新動向」ZOOMによるオンラインセミナー―


 
 
開催日: 2025年7月2日(水)13時〜17時(入室12時45分)
参加費: 19,000円(税込)
録音: 録画禁止
  「ペロブスカイト太陽電地の開発技術と最新実用化指針」出版記念 
予稿集: 開催日前にご郵送いたします。
申込先: 技術教育出版社:〒166‐0015東京都杉並区成田東3−3−14ニックハイムビル106 Tel/03(5913)8548:Fax/03(5913)8549


 

 

 
◆プログラム(講演概要)
時間 演題

1、 13時〜13時45分

「ペロブスカイト太陽電池の高耐久化に向けた材料開発」 
桐蔭横浜大学大学院工学研究科 教授 池上和志


ペロブスカイト太陽電池の高耐久化に向けて、太陽電池の各層間におけるパッシベーション層や中間層への関心が高まっている。実用型のペロブスカイト太陽電池モジュールの製造に向けては、さまざまな塗工方法に対応できる高機能材料の検討が進められている。屋外耐久性試験の結果も踏まえた材料開発の現状について紹介する。


2、 13時50分〜14時35分

「フラーレン誘導体および単層カーボンナノチューブを活用したペロブスカイト太陽電池」  名古屋大学大学院工学研究科 教授 松尾豊

フラーレンやカーボンナノチューブといったナノカーボン材料は,導電性,活性酸素捕捉能,化学的安定性,機械的安定性,軽量性といった優れた特徴を合わせ持っていて,今世紀研究されているエネルギー関連デバイスの鍵材料としてそれらの実用化に貢献しうる.ナノカーボン材料の化学修飾や電荷ドーピングにより機能を引き出し,真空蒸着が可能なフラーレン誘導体やカーボンナノチューブ薄膜透明電極などの独自材料を開発してきた経緯について解説する.これらを活用した有機薄膜太陽電池,ペロブスカイト太陽電池について説明する。



3、 14時40分〜15時10分

「タンデム素子に向けたドーパントフリーな高分子電荷輸送材料の開発」早稲田大学先進理工学部 准教授 須賀健雄

ぺロブスカイト太陽電池の更なる高効率化を目指し、タンデム型の素子構成が提案されている。本講演では、トップセルに適用されるワイドバンドギャップな無機ペロブスカイト層に適合したホール輸送材料として、ドーパントフリーな高分子電荷輸送材料の分子設計と特徴について紹介する。

 


4、 15時15分〜16時

「実用化に向けた研究開発-ペロブスカイト太陽電池の界面材料開発」
京都大学化学研究所 〇中村智也、教授 若宮淳志


ペロブスカイト太陽電池の実用化に向けて、高効率化および高耐久化研究が進んでいる。本講演では、我々が開発を進める単分子電荷回収材料およびペロブスカイトのパッシベーション材料を中心に、最新成果と実用化に向けた取り組みについて紹介する。


5、 16時05分〜16時20分

「ペロブスカイト太陽電池研究開発への期待」(注:この講予稿無し)
JAXA宇宙探査イノベーションハブ 主任研究開発員 宮澤 優

 

軽量・フレキシブルで高効率な太陽電池を実現できるペロブスカイト太陽電池は、ビルの壁面や耐荷重の小さい屋根にも設置できるため、太陽電池の導入量を飛躍的に伸ばすことが期待されているが、高い放射線耐性も兼ね備えることから宇宙応用も期待されている。本講演では、近年の宇宙開発の動向を紹介し、ペロブスカイト太陽電池の宇宙応用が期待される背景や宇宙応用に向けた研究開発の状況、ペロブスカイト太陽電池の研究開発への期待を述べる。

 

6、 16時25分〜17時

「インクジェット印刷ペロブスカイト太陽電池の技術開発と、宇宙環境に向けた応用展開」  (株)リコー 先端技術研究所 田中裕二

 

JAXAの「宇宙探査イノベーションハブ」第8回公募(RFP8)に採択を受けたプロジェクト『フレキシブルガラスを用いたRoll to Roll All-Inkjet塗布型 高耐久ペロブスカイト太陽電池シートの創出』で、得られた研究成果の一部について紹介する。

 

 
 
 
◆申込要項
お申し込み用紙(PDF)
*お申し込み用紙に必須事項をご記入のうえ、FAXにてお申し込み下さい。
 
■お申し込み・お問い合わせ先
 
技術教育出版社 セミナー担当 行き
技術教育出版社:〒166‐0015東京都杉並区成田東3−3−14ニックハイムビル106
Tel/03(5913)8548:Fax/03(5913)8549
URL https://www.kbsweb.org/Gijyutukyouiku
 

「申し込み締切日:6月25日(水)ただし定員になり次第締め切り」   

http://www.kbsweb.org/Gijyutukyouiku/ 
「お振込みは、当社より、請求書が届いた後にお手続きをお願いいたします。振込み手数料はご負担下さい。」

◆お申込みいただいた皆様には、開催日が近くなりましたら、アクセス用URLをメールにて通知いたします。なお、アクセス用URLはご登録者以外に絶対に知らせないでください 

□本セミナーで使用される資料や配信動画は著作物であり、録音・録画、写真撮影、複写、転載、配布、上映、販売及びそれに類する行為は禁止事項です。

□予稿集の複写(コピー)・電子化は著作権の侵害となり、禁止事項です。

□本セミナーはお申込みいただいた方のみ受講いただけます。


 
 




 
 
 


 


―「化粧品へのピッカリングエマルション技術・応用研究のトレンドとこれからの展開」―


 
 
開催日: 2025年8月7日(木)13時15分〜16時30分(入室13時)
ZOOMによるオンラインセミナーのご案内
参加費: 19,000円(税込)
録音: 録音・録画は禁止事項です。
予稿集: 開催日前にご郵送いたします。
申込先: 技術教育出版社:〒166‐0015東京都杉並区成田東3−3−14ニックハイムビル106 Tel/03(5913)8548:Fax/03(5913)8549


 
 

◆開催のねらい
従来の界面活性剤を用いた乳化方法とは異なるピッカリングエマルションは水と油の界面に吸着した固体粒子により安定化させるユニークな乳化技術である。この乳化技術を化粧品へ応用するためにはいくつかの技術的突破点を必要とする。
本セミナーはその突破点に焦点をあて、基礎知識、技術的到達点、応用展開、原料の研究開発について第一線でご活躍の講師の方にご講演いただきます。

 
 
◆プログラム(講演概要)
時間 演題

1、 13時15分〜14時55分

「ピッカリングエマルションの基礎知識・技術的到達点・応用研究」 

山形大学 野々村美宗

 

1. ピッカリングエマルションとは?  定義/歴史
2. 固体粒子の界面吸着とエマルション形成のメカニズム
3. ピッカリングエマルションの生成
固体粒子と水と油を混ぜたら何が起こるのか?/ どんな固体粒子によってエマルションを調製できるか?/エマルションの状態・安  定性の支配因子/エマルションの安定性と消滅
4. ピッカリングエマルションの調製プロセス
エマルション調製の考え方/熱力学的に安定なエマルション/調製法/混合手順の影響
5. ピッカリングエマルションの化粧品への応用
乳化型化粧料/含水パウダー/ソフトプレス
6. 今後の応用展開                   
医薬品・医用材料/磁性材料/マイクロリアクター/分離・分析システム/ガス吸蔵システム



2、 15時05分〜15時45分 

「ピッカリングエマルションのデオドラントスプレーへの活用による技術的突破点」 (株)マンダム 稲田康輝


デオドラントパウダースプレー(DPS)はさらさら感に優れるが、一般的なロールオン剤型よりも制汗効果が低い課題がある。一般的なDPSは制汗成分のクロルヒドロキシアルミニウム(ACH)が粉体で配合され、一旦汗に溶解する必要があるため、制汗効果を十分発揮できない。そこで、さらさら感を付与する粉体を用いてACH水溶液を油中水型のピッカリングエマルション化することで、ロールオン同等の制汗力と従来のDPS同様のさらさら感を併せ持つ制汗パウダースプレーを開発した。
本講演では、従来のDPSの課題を技術的に突破した事例として紹介する。



3、 15時50分〜16時30分

「乳化技術に対するスメクタイトの効果-ピッカリング乳化原料としての可能性-」 クニミネ工業梶@山内優希


粘土鉱物の内、水膨潤性を有するスメクタイトは化粧品原料として多様な用途に用いられている。現在、乳化には界面活性剤が一般的に使用されているが両親媒性を有するスメクタイトを乳化剤とすることでサーファクタントフリーにて乳化を達成できる場合があり、ピッカリング乳化原料としての使用も期待される。
本講演ではスメクタイトの基本特性から乳化安定剤としての機能説明、さらにピッカリング乳化原料としての可能性について言及し、バリエーション展開の実施例についても紹介する。

 


 
 
 
◆申込要項
お申し込み用紙(PDF)
*お申し込み用紙に必須事項をご記入のうえ、FAXにてお申し込み下さい。
 
■お申し込み・お問い合わせ先
 
技術教育出版社 セミナー担当 行き
技術教育出版社:〒166‐0015東京都杉並区成田東3−3−14ニックハイムビル106
Tel/03(5913)8548:Fax/03(5913)8549
URL https://www.kbsweb.org/Gijyutukyouiku
 

「申し込み締切日:7月31日(木)ただし定員になり次第締め切り」   

http://www.kbsweb.org/Gijyutukyouiku/ 

「お振込みは、当社より、請求書が届いた後にお手続きをお願いいたします。振込み手数料はご負担下さい。」

◆お申込みいただいた皆様には、開催日が近くなりましたら、アクセス用URLをメールにて通知いたします。なお、アクセス用URLはご登録者以外に絶対に知らせないでください。 

□本セミナーで使用される資料や配信動画は著作物であり、録音・録画、写真撮影、複写、転載、配布、上映、販売及びそれに類する行為は禁止事項です。

□予稿集の複写(コピー)・電子化は著作権の侵害となり、禁止事項です。

□本セミナーはお申込みいただいた方のみ受講いただけます。


 
 




 
 
 


 


―「新入社員・初心者にもわかるクレンジング、クリーム・乳液の処方技術講座」―

〇実際技術の習得に役立つと高い評価をいただいている技術教育出版の処方技術セミナー


 
 
開催日: 2025年9月1日(月)13時30分〜16時45分(入室13時15分)ZOOMによるオンラインセミナーのご案内
参加費: 19,000円(税込)
録音: 録音・録画は禁止事項です。
予稿集: 開催日前にご郵送いたします。
申込先: 技術教育出版社:〒166‐0015東京都杉並区成田東3−3−14ニックハイムビル106 Tel/03(5913)8548:Fax/03(5913)8549


 
 

◆開催のねらい:コロナ禍を経て、感染リスク低減のため、洗浄・肌荒れ・手荒れ防止にあらためて注目が寄せられ、さらには肌に大切なものは残し、汚れをメインに落とす等その重要性と機能性が増す「クリーム・乳液、クレンジング」に焦点をあてて、その基礎と必須アイテムを解説する。

◆講師:鈴木敏幸氏(日光ケミカルズ(株)中央研究所エグゼクティブフェロー/東京理科大学創域理工学部客員教授)

 

◆講演概要
本セミナーでは、 処方開発の基礎としてクレンジングおよび乳液・クリーム製剤の型、処方構成、素材の選択についてまとめた後、処方開発に不可欠な『乳化、可溶化、ゲル形成』と『界面活性剤の選択と適切な使い方』の基本を平易に解説します。製剤の特性賦与および機構解析に必要な『界面活性剤の会合構造(液晶、D相、α-ゲル)とその見分け方』、『界面活性剤/油/水系の相図の読み方と処方設計への応用』については、図の基本的な読み方作り方から、処方系への応用まで解説を行います。
さらに仕上げとして『実用系における訴求の変遷とそれに伴う処方の変化と動向』、『ユニークな製品事例における処方設計と特性発現の手法』、『実処方でのトラブル事例と対処法』について 説明を行います。
以上を新入社員・初心者にも理解できるように解説します。
もちろん、ベテラン社員にも自らの実際技術を向上するうえで、お役にたつ講座となります。

 
 
◆プログラム(講演概要)
時間 演題

 

◆プログラム
「製剤開発のための基礎の基礎」               
<製剤・処方の基礎と一般知識>                  
・クレンジングの分類と処方構成および成分               
・クリーム/乳液の分類と処方構成および成分
<製剤開発のための基礎知識>                                  
・乳化、可溶化の基礎(何処が違うか?)               
・エマルションの種類、調製法と安定化の定石
・界面活性剤がつくる分子集合体(液晶、D相、αゲル、ベシクル)         
・相図の基本(読み方、作り方)と乳化・可溶化への応用       
  ・調製法によって乳化状態が異なるのは何故なのか?       
  ・様々な乳化法が提案されているが、ポイントは一つ。      
・微細なエマルションを生成させるための界面活性剤の用い方     
(液晶、D相の応用)      





「クレンジング処方技術の基礎の基礎」            
・汚れとしてのメイク化粧料とその残存状態              
・メイクトレンドから生まれたクレンジング剤とその変遷        
・クレンジングの処方設計と油剤、界面活性剤の用い方        
・自己乳化型液晶クレンジングに於ける界面活性剤の選択と使い方
・耐水性オイルクレンジングの処方設計と界面活性剤の用い方
・水性クレンジングに於ける界面活性剤の用い方



 

「クリーム・乳液の処方技術の基礎の基礎」
・乳液、クリームに於ける粘性の調整と安定化の定石
・乳液、クリームに於ける保湿概念の変化とキー成分の変遷
・両親媒性脂質を用いた高保湿クリーム/乳液処方開発
・使用感と高持続性(耐水性)の両立(内相比W/Oエマルションと耐水性O/Wエマルション)
・実用系におけるトラブル事例とその対処
(何故トラブルは繰り返されるか?
不安定化の兆候を知ることができるか?
何処に気をつければ良いか?
ナノエマルションに特有の不安定化現象とその対策)

 


 
 
 
◆申込要項
お申し込み用紙(PDF)
*お申し込み用紙に必須事項をご記入のうえ、FAXにてお申し込み下さい。
 
■お申し込み・お問い合わせ先
 
技術教育出版社 セミナー担当 行き
技術教育出版社:〒166‐0015東京都杉並区成田東3−3−14ニックハイムビル106
Tel/03(5913)8548:Fax/03(5913)8549
URL https://www.kbsweb.org/Gijyutukyouiku
 

「申し込み締切日:8月25日(月)ただし定員になり次第締め切り」 

http://www.kbsweb.org/Gijyutukyouiku/

「お振込みは、当社より、請求書が届いた後にお手続きをお願いいたします。お振込み手数料はご負担下さい。」

◆お申込みいただいた皆様には、開催日が近くなりましたら、アクセス用URL等をメールにて通知いたします。なお、アクセス用URLはご登録者以外に絶対に知らせないでください

◆本セミナーはお申込いただいた方のみ受講できます。
□本セミナーで使用される資料や配信動画は著作物であり、録音・録画、写真撮影、複写、転載、配布、上映、販売 及びそれに類する行為は禁止事項です。

◆締切日以降のキャンセルにより弊社に損害が発生しております。
予稿集の印刷所への発注とお客様への発送の関係上、8月18日(月)以降のキャンセルはかたくお断りいたします。


 
 




 
 
 


 


「光触媒研究と開発技術の最新動向と将来展望2025」会員限定のZoomでの第105回ウェブ講演会


 
 
開催日: 日時:2025年7月29日(火)10:10〜16:30(入室9:50)録音・録画およびそれに類する行為は禁止事項です。
予稿集: 会報光触媒77号
主催: 光機能材料研究会事務局 〒278-8510千葉県野田市山崎2641
東京理科大学スペースシステム創造研究センター光触媒国際ユニット内
http://pfma.jp/=

 
 

◆開会にあたって
研究室の責任者の方(または責任者の方が責任をもってご推薦した方)にご講演いただき、研究の全体像・コンセプトとポイントがつかめるように企画いたしました。質疑応答でさらに理解が深まるように運営いたします。



 
◆◆「プログラム」(ご講演25分、質疑応答5分)
座長 1・2講入江 寛 3・4講宮内雅浩 5・6講阿部 竜 7・8講立間 徹 9・10講古南 博
  演題

10:10

開会にあたって 光機能材料研究会会長 藤嶋昭

1講10:15-10:45

「長波長可視光応答型酸ヨウ化物系光触媒の開発」 

阿部 竜(京都大学)


Bi4NbO8Clなどの層状酸塩化物が特異な価電子帯構造を有し、可視光照射下で安定に水を酸化できることを報告してきたが、塩化物イオンをヨウ化物イオンに置換すると、より長波長までの吸収が可能となり、かつ光キャリアの寿命が延び、高い光触媒活性を示すことを見出した。本講演では、これらのバンド構造変化やフラックス法による高活性化などを紹介する。



2講10:45-11:15

「水由来グリーン水素製造用光触媒開発の現状と課題」 

久富隆史(信州大学)


粉末光触媒を利用した太陽光水分解反応は、水由来のグリーン水素を製造する技術として研究されている。本講演では、水分解光触媒の材料及び反応システムの開発状況について紹介したのち、真空封管中で出発原料と固体窒素源を反応させて得られる長波長光応答性のGaN:ZnOに関する研究の進展について述べる。


3講11:20-11:50

「金属硫化物光触媒材料を用いた水分解および二酸化炭素還元」

工藤昭彦(東京理科大学)

                                
金属硫化物は,可視光照射下で高い水素生成活性を示す魅力的な光触媒化合物群である。本講演では,可視光応答性金属硫化物光触媒材料を用いた人工光合成である水分解および水を電子源とした二酸化炭素還元に活性なZスキーム型光触媒および光カソードについて紹介する。

 

4講11:50-12:20

「二段階励起光触媒への助触媒選択担持による水分解活性向上と二酸化炭素還元」

入江 寛(山梨大学)


当研究室では赤色光照射で水を分解できる全固体型二段階励起光触媒を報告している。ここでは還元側の光触媒に銅を、酸化側の光触媒に酸化コバルトを助触媒として担持することによって、水分解活性の向上、さらには水を電子源として二酸化炭素を還元し、メタンの生成を確認できたので報告する。

 

5講13:20-13:50

「光触媒的有機変換反応の反応機構」

吉田寿雄(京都大学)


光触媒は通常触媒とは異なった反応機構を持ち、アップヒル反応を含めさまざまな有機化学変換反応を進行させる。本講演では、金属添加酸化チタンによって進行するいくつかの典型的な光触媒的有機変換反応を反応機構に着目しながら紹介する。

 

6講13:50-14:20

「軽量・安全・光応答性の水素キャリア『ホウ化水素シート』」  
宮内雅浩(東京科学大学)

通称ボロファンと呼ばれるホウ化水素シートは化学組成が「HB」の二次元物質で、高い水素密度(8.5 wt%)を誇り、軽量・安全な固体水素キャリアとして応用が期待されている。本講演では、ホウ化水素シートの合成、構造、脱水素方法、再貯蔵プロセスの可能性について紹介する。

 

7講14:25-14:55

「光触媒―電解ハイブリッドシステムの開発状況と課題」 

三石雄悟(産業技術総合研究所)


我々は、経済的なグリーン水素製造法の実現を目指して、光触媒反応と電解反応を組み合わせた水分解水素製造法の研究開発を進めている。本講演では、この水分解手法の高性能化を目指した最近の取組と現状の課題について紹介する。

 


8講14:55-15:25

「光触媒反応における熱加速効果」 

古南 博(近畿大学)


光触媒材料の活性が十分でない場合が多く、その高活性化が検討される。助触媒を担持して律速過程の活性化エネルギーを低減することにより反応速度を大きくできる。しかし、助触媒が副反応や逆反応を加速する場合は手詰まりとなる。ここでは、ごくわずかの加熱により光触媒反応を高速化(熱加速)する方法を紹介する。

 

9講15:30-16:00

「光学共鳴を利用した光触媒反応によるナノ構造作製」 

立間 徹(東京大学)


光触媒反応は、防汚、有害物除去、エネルギー変換などに利用できるが、微細加工にも応用できる。とくに、局在表面プラズモン共鳴やMie共鳴を介して光触媒反応を駆動すれば、光の回折限界を超えたナノ加工が可能である。その原理と、光触媒の微細な作り込みやメタマテリアル作製への応用などについて解説する。

 

10講16:00-16:30

「電子トラップエネルギー分布解析にもとづく光触媒材料の構造評価」 
大谷文章(特定非営利活動法人touche NPO)


逆二重励起光音響分光法(RDB-PAS)測定によってもとめられる電子トラップのエネルギー分布(ERDT)は,光触媒や触媒などの固体(粉末)材料の表面構造を反映することがあきらかになっている.たとえば,酸化チタンでは表面の結晶(アモルファス)組成を,酸化セリウムでは「平均的」な粒子形状や粒径を評価することが可能となる.これらの構造評価について解説する.

 


 
 
 
◆申込要項
 


=申し込みは下記よりお願いいたします。 受付締め切り:7月25日(金)
https://touche-np.org/photocat  (会員でない方は登録・入室できません)
□法人会員(3名まで無料)
□学術(個人)会員ご本人様無料 
□学生無料:大学・研究室名明記厳守(予稿集無)

 

 
 
 




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Fax/03(5913)8549
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