技術教育出版(有)
 

 
技術教育出版社の出版案内
書籍のご案内に戻る

定価 本体52,000円+税
発行 2018年7月10日
体裁 B5デザインカバー・420頁
編集 正木 仁・鈴木敏幸・安藤秀哉
ISBN 978-4- 907837-27-3C3058
 
ご注文の際は、こちらの注文書をFAXでお送り下さい。
注文書をいただいた後、本を送料小社負担で
請求書とともに御送付いたします。
注文書

─化粧品開発のための最新の美容皮膚科学理論と具現化するための最新の処方技術─
27、「最新・化粧品開発のための美容理論、処方/製剤、機能評価の実際」


出版のねらい
 
化粧品の企画・開発・商品化は、皮膚科学、毛髪科学の理論に基づいた設計図を描き、その設計図を具現化するための製剤開発、完成した製剤の客観的な評価が一連の流れとなる。つまり、化粧品の開発には、コロイド科学、無機化学、有機化学、分散科学、生物物理、電子工学、コンピュータ科学という多くのサイエンスの上に成り立っている。
こうした背景のもと、本書は化粧品の研究開発の目覚ましい進歩と新しい技術を網羅し、その基礎・基本を理解し、最新の情報を入手できる書籍として企画された。
その内容は、保湿、美白、アンチエイジング、紫外線・太陽光線防御、メイクアップ、育毛・毛髪化粧品開発のために、その基盤となる理論から最新の製剤化技術を紹介し、スキンケア化粧品有用性の観点からは、最新のトレンドと具体的な素材を紹介した。さらに、化粧品の有用性を客観的に評価するための最新の方法についても掲載した。
また、メイクアップ分野では、高機能製品の開発、心理学の応用・CG技術・IJ技術を応用した全く新しい技術を、ヘアケアでは毛髪科学の最新知見をベースにした研究開発、処方分野では注目を集めているアルフアゲルをはじめとする最新技術を収載した。
 本書が読者の化粧品開発への理解と具体的な問題解決の一助となることを期待する。
 
 
●本書は36章構成(前書は24章構成)で、本文は403頁(107頁増)です。
全ての章の執筆テーマ(アイテム)と内容は、すべて前書と違う最新のものです。
執筆者は本書では新たに41名にご執筆いただき前書でご執筆していだいた方5名を加えて計46名です(前書は29名)。
 

 

 

 

■[執筆者]石川准子・花王、横田真理子・コスモステクニカルセンター、岡野由利・CIEL、水越興治・ポーラ化成工業、仁木洋子・日本精化、吉田雅紀・クラシエホームプロダクツ、八谷 輝・村瀬大樹・日下あゆみ・花王、勝山雄志・成和化成、楊 一幸・ポーラ化成工業、横田麻美・ファンケル、高山 悟・一丸ファルコス、池岡佐和子・丸善製薬、畑尾正人・日本化粧品工業連合会、鈴木裕二・(元)花王、宮村孝夫・テイカ、度会悦子・五十嵐崇訓・花王、堀江 亘・ポーラ化成工業、田村英子・花王、川口さち子・淵上雅世・小野寺真里・パナソニック、江連美佳子・花王、鈴木敏幸・田中佳祐・コスモステクニカルセンター、宮本雅義・シャネル化粧品技術開発研究所、樋口智則・太陽化学、平尾哲二・山下裕司・千葉科学大学、徳留嘉寛・城西大学、福田光則・東北大学、大林典彦・筑波大学、安藤秀哉・吉本 聖・岡山理科大学、朝倉浩一・慶應義塾大学、森川和則・大阪大学、飛谷謙介・谿雄祐・長田典子・関西学院大学、青木仁美・岐阜大学、正木 仁・岩渕徳郎・東京工科大学、矢田詩歩・吉村倫一・奈良女子大学

     

「最新化粧品」詳細目次
「保湿化粧品編」
第1章 角層研究のオーバービューと角層ケア化粧品の展開 
1. はじめに
2. 角層の基本構造と機能
3. 表皮ターンオーバーと角層剥離
4. 角層細胞
5. 天然保湿因子
6. 角層細胞間脂質
7. 角層タンパク質の修飾
8. 角層内の勾配
9. バリア機能の調節
10. おわりに
第2章 角層内セラミドに注目した新規保湿化粧品の開発と製剤化技術 
1. はじめに
2. 研究や製剤設計のコンセプト
3. スフィンゴミエリンの3次元培養表皮中セラミド生成増加効果
4. スフィンゴミエリンの培養表皮中セラミド代謝関連遺伝子に関する影響
5. グルコシルセラミドの3次元培養表皮中セラミド含量増加効果
6. スフィンゴシンの3次元培養表皮中セラミド含量増加効果
7. まとめ
第3章 角層細胞間脂質セラミドプロファイルと肌性状との関連 
1. 角層細胞間脂質とセラミドプロファイル
1-1. 角層機能と細胞間脂質
1-2. 角層のセラミドプロファイル
2. 様々な皮膚でのセラミドプロファイルと肌性状との関連
2-1. 身体部位差と季節変動
2-2. 北米女性の冬季乾燥肌
3. まとめと今後の課題
第4章 タイトジャンクションの生理機能と化粧品素材開発への応用 
1. はじめに
2. タイトジャンクションについて
2-1. タイトジャンクションの構造
2-2. タイトジャンクションの皮膚における生理機能
3. リゾホスファチジン酸の表皮バリア機能改善作用
3-1. 細胞内カルシウム濃度ならびにカルシウム依存型細胞内情報伝達系に対するリン脂質(LPA)の作用…32
3-2. RT-PCR法を用いた表皮バリア機能関連因子のmRNA発現に対するリン脂質(LPA)の作用
3-3. タイトジャンクション構成タンパクの発現ならびに局在に対するリン脂質(LPA)の作用
3-4. 臨床作用
4. おわりに
第5章 角層タンパクの酸化と皮膚保湿機能∹抗酸化ケアの重要性- 
1. はじめに
2. 酸化タンパク質
3. カルボニル化タンパク質の皮膚の性状への影響
3-1. 皮膚色とカルボニル化タンパク質
3-2. 生理的パラメーターとカルボニル化タンパク質
4. 環境ストレスによるカルボニル化タンパク質の生成
4-1. 活性アルデヒドとカルボニル化タンパク質
4-2. 乾燥とカルボニル化タンパク質
4-3. 光とカルボニル化タンパク質
5. まとめ-抗酸化ケアの重要性-
第6章 肌・角層分析の顧客カウンセリングへの展開 
2. APEXにおける肌・角層分析システム
2-1. 分析
2-2. ケアの方向性や商品及びお手入れアドバイス
2-3. まとめ
3. 蓄積されたデータからわかる日本人女性の肌
3-1. データの蓄積とその解析の意味
3-2. 皮膚状態の20年間の変化
3-3. 地域によって異なる日照量や湿度と肌状態との関係
3-4. まとめ
4. 新たな展開~皮膚内部構造の推定~
4-1. 分析対象となる皮膚内部構造の特徴把握
4-2. 皮膚内部構造と肌の老化状態との関係性解明
4-3. 簡便な皮膚内部計測法の開発
4-4. まとめ
「美白化粧品編」
第7章 美白化粧品のオーバービューと今後の展望 
1. 紫外線としみ
2. これまでの美白化粧品
3. これからの美白化粧品
第8章 メラノサイトにおけるメラノソーム輸送の仕組み 
1. はじめに
2. メラノソームのアクチン線維に沿った輸送
3. メラノソームの微小管に沿った輸送
4. メラノソームの微小管からアクチン線維への受け渡し機構
5. メラノソーム輸送を指標としたメラニン対策への応用
6. おわりに
第9章 メラニン生成酵素チロシナーゼをターゲットとした美白コンセプト 
1. はじめに
2. メラニン色素の生合成,及びチロシナーゼ酵素の合成と成熟
3. チロシナーゼ酵素をターゲットとする既存美白剤とその作用メカニズム
3-1. チロシナーゼ活性の阻害
3-2. チロシナーゼ酵素の成熟阻害
3-3. チロシナーゼ酵素の分解促進
4. 新しくコンセプトとなり得るメカニズムの提案
4-1. チロシナーゼの翻訳後修飾
4-2. メラノソームのpH制御によるチロシナーゼ活性などの調整
5. チロシナーゼ拮抗阻害剤の安全性
6. おわりに
第10章 メラノサイトを取り巻く環境因子をターゲットとした美白コンセプト
1. はじめに
2. メラノサイト刺激因子の働き
3. 各種のメラノサイト刺激因子
3-1. α-MSH(メラノサイト刺激ホルモン)
3-2. エンドセリン-1
3-3. LTC4,LTD4
3-4. PGE2
3-5. ヒスタミン
3-6. NO(一酸化窒素)
3-7. 紫外線の直接照射
3-8. bFGF(塩基性線維芽細胞成長因子)
3-9. SCF (KIT LIGAND)
3-10. アドレノメジュリン
3-11. 刺激物質のまとめ
4. 細胞を用いた刺激物質の評価での留意点
5. おわりに

第11章 真皮線維芽細胞がもつ色素細胞のメラニン生成抑制作用について 
1. はじめに
2. メラニン生成に関わる真皮線維芽細胞由来の分泌因子について
3. 線維芽細胞のメラニン生成抑制作用と光老化との関係
4. 皮下組織の脂肪細胞からのメラニン生成に対する影響
5. おわりに
第12章 表皮へ転送されたmelanosomeを分解するautophagyの機能 
1. 諸言
2. melanosomeを分解する表皮autophagyの機能
2-1. 表皮細胞におけるmelanosomeの分解とautophagy
2-2. melanosome分解活性とautophagy活性の人種差
3. Ex Vivo評価系による皮膚色を決定するautophagy機能の検証
3-1. 三次元培養再構成皮膚を用いた検証
3-2. 組織培養ヒト皮膚を用いた検
4. 色素斑におけるautophagy活性の低下
4-1. 老人性色素斑における検証
4-2. 光線性花弁状色素斑における検証
5. あとがき
第13章 メラノサイト内のメラノソーム輸送阻害をコンセプトとする美白アプローチ 
1. はじめに
2. メラノサイト内におけるメラノソーム輸送メカニズム
3. メラノソーム輸送阻害によるメラノサイト内のメラノソームの挙動
4. ヘキシル3-グリセリルアスコルビン酸(VC-HG)の美白効果
4-1. VC-HGのメラノソーム輸送阻害効果
4-2. VC-HGのオートファジー活性化によるメラニン産生抑制効果
4-3. VC-HGの美白効果に関するin vivo評価
5. おわりに
「アンチエイジング・抗老化化粧品編」
第14章 抗老化研究のオーバービューとこれからの抗老化化粧品の展開 
1. はじめに
2. 老化皮膚の外観変化
3. 皮膚色調の変化の原因
4. 顔の形態の変化
5. 光老化皮膚
6. 皮膚保湿機能の低下
7. 皮膚付属器官の機能変化
8. 皮膚の機械的強度の低下
9. 生理的老化と光老化の全体像
10. 真皮構造変化とそのメカニズム
11. 老化に伴う真皮線維芽細胞を取巻く環境変化と機能低下
12. コラーゲン線維の形成
13. コラーゲン線維の減少メカニズム
14. コラーゲン線維の分解を守るデコリン1
15. 弾性線維の形成
16. 弾性線維の減少
17. これからの抗老化化粧品への展開
第15章 医薬部外品薬用化粧品―抗シワ化粧品の研究開発― 好中球エラスターゼの役割に着目して 
1. はじめに
2. 有効性評価の統一基準策定
3. 抗シワ医薬部外品の有効性評価
4. 新規抗シワ医薬部外品成分の開発事例
4-1. 抗シワ有効性評価
4-2. 薬理メカニズム
5. おわりに
第16章 紫外線形成DAMPs/TLR3シグナルによって加速される肌光老化とその改善アプローチ 
1. はじめに
2. 紫外線に対する皮膚反応の加齢による変化
3. 紫外線による皮膚ダメージとその認識機構
3-1. 紫外線による皮膚ダメージとDAMPs
3-2. Toll様受容体
4. イザヨイバラエキス
5. DAMPsによる炎症性メディエーター発現とイザヨイエキスの抑制作用
6. イザヨイバラエキスの紫外線による紅斑抑制作用
7. ヒトモニターでのイザヨイバラエキスの光老化抑制作用
8. おわりに
第17章 表皮脂質代謝における糖化の影響と皮膚老化への展開 
1. 皮膚の老化とAGEs
2. 糖化誘導表皮の生物学的特徴
2-1. 糖化誘導三次元培養表皮のバリア機能評価
2-2. 糖化誘導三次元培養表皮の角層細胞間脂質量の定量
2-3. 糖化誘導表皮角化細胞の脂肪酸種の同定・定量と脂質代謝酵素の発現量測定
3. 糖化誘導表皮の物理的性質
3-1. 角層細胞間脂質リポソームを用いた糖化角層の評価
3-2. 放射光X線構造回折による糖化角層の構造解析
4. まとめと今後の課題
第18章 表皮の紫外線ダメージ抑制と修復に着目した抗老化コンセプト 
1. はじめに
2. 紫外線誘導細胞死抑制作用の評価
3. 紫外線誘導DNAダメージ抑制作用の評価
3-1. DNA断片化抑制作用(コメットアッセイ)
3-2. UVB誘導CPD低下作用8
3-3. p53誘導抑制作用8
4. 紫外線誘導炎症抑制作用の評価9
4-1. プロスタグランジンE2(PGE2)産生抑制作用9
4-2. ヒトの肌における紅斑抑制作用
5. DNAダメージ修復促進作用の評価
5-1. DNAダメージ修復機構とDNAポリメラーゼ
5-2. DNAポリメラーゼ活性促進作用
(1) ケラチノサイトにおけるDNAポリメラーゼ活性測定法
(2) テンニンカ果実エキスのDNAポリメラーゼ活性促進作用
6. おわりに
「紫外線・太陽光線防御化粧品編」
第19章 紫外線防御研究の論点 
1. はじめに
2. 論点1:紫外線障害メカニズムの論点
3. 論点2:生体反応レベル(臨床フェーズ)における個体差の論点
4. 論点3:紫外線防御の効果測定方法の論点
5. 論点4:紫外線防御の表示の論点(光老化防御効能)
6. 論点5: 紫外線防御効果発現の論点
7. まとめ
第20章 日焼け止め化粧料の塗布時に発生するヴィスコスフィンガリング現象がもたらす問題 
1. はじめに-散逸構造,平衡から遠く離れた系における自己組織化-
2. 平衡から遠く離れた条件下における界面形状ゆらぎの成長によるヴィスコスフィンガリング
3. サンスクリーン剤のSPFおよびUVA-PFのin vitro測定に対しヴィスコスフィンガリングの発生がもたらす問題点
4. サンスクリーン剤のBroad Spectrum認定のための臨界波長のin vitro測定に対しヴィスコスフィンガリングの発生がもたらす問題点
5. おわりに
第21章 紫外線吸収剤,散乱剤のメリットとデメリット 
1. はじめに
2. 紫外線防御化粧品に求められる機能と紫外線防御剤
3. 紫外線吸収剤のメリット,デメリット
3-1. 紫外線吸収剤のメリット
3-2. 紫外線吸収剤のデメリット
4. 紫外線散乱剤のメリット,デメリット
4-1. 紫外線散乱剤のメリット
4-2. 紫外線散乱剤のデメリット
5. 紫外線防御剤の併用
6. おわりに
第22章 紫外線及び近赤外線防御粉体の開発と今後の展開 
1. はじめに
2. 紫外線防御について
2-1. 紫外線防御剤の特徴
2-2. 酸化チタン
2-3. 酸化チタンの設計
2-4. 化粧品への応用
3. 近赤外線防御について
3-1. 近赤外線が及ぼす影響
3-2. 近赤外線反射酸化チタンの特徴とその効果
3-3. 紫外線及び近赤外線防御酸化チタン
4. おわりに
「メイクアップ化粧品編」
第23章 高持続性ファンデーションの研究開発 
1. はじめに
2. “化粧よれ”抑制技術の意義
3. “化粧よれ”抑制技術開発とベースメイクアップ化粧料への応用
3-1. “化粧よれ”のメカニズム
3-2. “化粧よれ”の抑制技術開発
3-3. メイクアップ化粧料への応用
4. おわりに
第24章 パウダーファンデーションの開発と機能 
1. はじめに
2. 美しい肌に仕上げるための研究
2-1. 肌トラブルの補正
2-2. 質感の付与
3. スキンケア効果を付与する研究
3-1. 乾燥感の低減
3-2. 有効成分のデリバリー効果
4. メークアップ化粧料による脳機能への影響
5. おわりに
第25章 口紅研究開発のトレンド―口紅のうるおい向上― 
1. はじめに
2. 口紅に求められる性能
3. 唇の特徴
4. 口紅のうるおい向上へのアプローチ
4-1. 塗膜の水分閉塞性
4-2. 口唇の荒れとセラミドプロファイルとの相関
4-3. すり合わせ時の摩擦低減
5. 終わりに
第26章 ポイントメイク化粧視覚効果測定への心理物理学的方法の応用 
1. 化粧の錯視効果と心理物理学
2. 心理物理学的測定法
3. アイメイクによる錯視効果
4. 眉が目に及ぼす錯視効果
5. 唇と肌色の明るさ錯視効果
6. 化粧錯視の心理物理学的研究の意義
第27章 コンピュータグラフィックス技術の化粧品開発への応用 
1. はじめに
2. 素肌の質感表現における印象と物理特性の関係性のモデル化1
2-1. 素肌の評価語選定
2-2. 肌の物理特性に基づいたCG画像の作成
2-3. 肌に対する印象評価実験
2-4. 肌の印象と物理特性の関係性のモデル化
3. 3DCGシミュレーションを用いた真珠肌ベースメイク料開発
3-1. 真珠肌CG画像の作成
3-2. 真珠の光学現象と印象との関係性
3-3. 真珠にじみ粉体(PB powder)の開発
3-4. PB powderを用いたベースメイク料の開発
4. おわりに
第28章 IJ印刷技術を応用したメイクアップシートの研究開発 
1 はじめに1
2. ニーズの分析およびコンセプトの導出
3. 貼るメイク“メイクアップシート”
3-1. 非接触肌センシング技術の開発
3-2. インクジェット印刷技術の応用による“メイクアップシート”の実現
(1) インクジェット印刷技術の概要
(2) 化粧料インクの設計
(3) ナノシートへの化粧料インクの色材定着
(4) 液滴観察技術を利用した化粧料インクの安定吐出
(5) 積層印刷構造の開発
(6) 肌への貼り付けと色補正機能の評価
4. おわりに
「育毛・毛髪化粧品編」
第29章 色素細胞と白髪生成メカニズム 
1. 色素細胞
2. 白髪生成メカニズム
3. 遺伝子異常による早期白髪化
4. 白髪抑制
第30章 新規薬剤開発に頼らない部外品育毛料の開発 
1. はじめに
2. 男性の薄毛
3. 女性の薄毛
4. 育毛薬剤
5. 育毛薬剤の評価方法
6. 既存医薬部外品有効成分(育毛)の再評価例
6-1. セファランチン
6-2. ニンジンエキス
6-3. クジンエキス
7. おわりに
第31章 髪の美しさと毛髪内部構造 
1. はじめに
2. 2種類のコルテックス細胞
3. 毛髪形状と内部構造
3-1. くせ形状と2種類のコルテックス細胞の分布
3-2. メカニズム仮説に基づく形状制御
4. しなやかさと内部構造
4-1. しなやかさと2種類のコルテックス細胞の分布
4-2. 力学物性分布の理解に基づく物性制御
5. おわりに
「処方最新技術・全体にかかわる最新技術」
第32章 ジェミニ型界面活性剤の創製―アミノ酸・糖・ポリオキシエチレンを用いて― 
1. ジェミニ型界面活性剤
2. アミノ酸系ジェミニ型界面活性剤
3. 糖を有するジェミニ型界面活性剤
4. 糖-カチオンヘテロジェミニ型界面活性剤
5. ポリオキシエチレン系ジェミニ型界面活性剤
6. おわりに
第33章 液晶,αゲルの生成と応用製剤開発 
1. はじめに
2. 化粧品に用いられる様々なゲル
3. 両親媒性分子がつくる会合体(液晶とαゲル)
3-1. リオトロピック液晶の形成と構造
3-2. 結晶,液晶,αゲルと相転移
3-3. 液晶,αゲルの見分け方と構造解析
4. 液晶,αゲルを用いた製剤技術
4-1. 液晶を用いた高内相エマルション,エマルションゲル
4-2. αゲルの安定化とマルチラメラ型脂質エマルション
(1) エマルション中のαゲル,液晶の形成
(2) 脂質間相互作用によるαゲルの安定化
(3) マルチラメラ型脂質エマルション
4-3. ラメラジェル製剤
(1) 高保湿ラメラジェル
(2) 自己乳化型液晶ジェル
5. おわりに
第34章 高純度モノアルキルリン酸の開発と化粧品への応用
1. はじめに
2. 直鎖型モノセチルリン酸(NIKKOL ピュアフォス α)
2-1. αゲルとは
2-2. 直鎖型モノセチルリン酸(NIKKOL ピュアフォス α)の自己組織化挙動
3. 直鎖型モノセチルリン酸(NIKKOLピュアフォスα)の化粧品への応用5
3-1. 小ジワ改善作用
3-2. アンチポリューション作用
4. β分岐型モノヘキサデシルリン酸アルギニン(NIKKOL ピュアフォス LC)の自己組織化挙動
5. おわりに
第35章 TXCを含むα-ゲル製剤化技術と美白化粧品の開発 
1. はじめに
2. αゲルの構造と物理化学的性質
3. 両親媒性トラネキサム酸誘導体を用いたαゲルとその有用性
3-1. 研究背景と目的
3-2. TXC-水2成分系の溶液挙動
3-3. TXC-水-長鎖アルコール3成分系の溶液挙動
3-4. 両連続αゲル相(BAG)の形成
3-5. TXC BAGを用いたO/BAGエマルションの調製
3-6. O/BAGエマルションの皮膚浸透性
3-7. O/BAGエマルションの官能評価
3-8. W/O/BAGマルチプルエマルションの調整及びその微細構造と使用感触の関連性
4. おわりに
第36章 ポリグリセリン脂肪酸エステル系のαゲルと乳化 
1. はじめに
2. ポリグリセリン脂肪酸エステル
3. ポリグリセリン脂肪酸エステル/長鎖アルコール(CnOH)/水系のαゲル形成
4. PGFE/C22OH/水系のαゲルを用いた乳化
5. PGFE系αゲルの機能性評価
6. おわりに

 





 

技術教育出版(有)
〒166‐0015東京都杉並区成田東3-3-14ニックハイムビル106
Tel/03(5913)8548
Fax/03(5913)8549
Copyright(C)2010-2019 Gijyutukyouiku All Rights Reserved.